地域別最新情報

中近東

イスラエル

記憶が鮮明な内に感じていることを申し上げます。他の方が訪問をお考えになる場合の参考になれば幸いです

  1. 治安について
    • 訪問した都市ではどこでも、市内の警戒が厳重でした。およそすべての公共のビル(バスセンター、ホテル、銀行、スーパーやショッピングモールなど)に入る時、空港などで行われているように、手に金属探知器をもった警備員に検査され女性のハンドバッグも含め手荷物はすべて開けて調べられました。従って一旦ビルに入れば中は安全と言うことができます。なおホストの奥さんからエルサレム市内の路線バスには乗らないようにという注意を受けました。
  2. 出入国
    • 入国カードが機内で渡されなかったので、その記入に少し時間がかかりましたがそれ以外は他の国と同程度の質問に答えるだけで入国できました。ガイドブックが警告している通り出国時の質問は厳しい口調で一人ずつ行われました。家内が英語を話せないということにしたのですが、「なぜ初めから言わなかったか。」と叱責され、改めて日本語の質問書類を見せられ、一つずつ答えさせられました。手荷物検査も、スーツケースを開き調べられました。家内の場合は入れてあったスニーカーを取り出し機械にかけて調べていました。Laptopは外から調べた後開いて、内外を脱脂綿のようなもので丁寧に拭ってからそれを機器にかけて調べましたが、起動は求められませんでした。見ていると10分以上質問されている人もあり、終わると係官に"Thank you!"と言っていました。そう言いたくなる心情が良く判る雰囲気でした。
  3. 観光
    • イスラエルの観光は全般にインティファーダの影響で観光客が激減したあとの回復期にあるということでしたが、エルサレムのOld Cityは日によってはがらがらの状態でした。例えばキリストの墓がある聖墳墓教会などもほとんど待つことなく見ることができました。Old CityのMoslem Quarterへ我々だけで行かないようにと注意されましたが、結局何度も足を運び市場を見物してまわりました。地元買い物客で賑わっている日も客が少ない日にも行きましたが犯罪に遭う可能性を全く感じませんでした。なお公衆便所は市場の中にも清潔に保たれた無料のものが随所にあり西ヨーロッパより遥かに便利でした。(砂漠地帯のオアシスでは有料の場合もありましたがそれは例外的でした。)ベツレヘムはパレスチナ自治政府の支配下にあるためイスラエル軍による検問所が市の入り口にあり、イスラエルナンバー(黄色)の車は入れませんでした。ユダヤ人は入らないようにしているようでしたが、我々がアラブ人のタクシー運転手に頼んだところ簡単に請け負って連れて行ってくれました。彼が、ベツレヘム市内の知りあいに電話して検問所まで白いナンバープレートの車で来てもらいそれに乗り換えて市内へ入りました。市内は平穏で観光客は少なく聖誕教会も訪れる人はまばらでした。なお件の運転手もジェリコへは入れないと言いました。タクシーによる観光とバスツアーによる観光を共に経験しましたが、どちらも快適でした。空港職員のストで飛行機が使えなくなったのでエイラットからテルアビブまでタクシーを使いましたが4時間半で$180でした。
  4. 長距離バスと鉄道
    • 生憎、新年など祝日に滞在が重なりましたので長距離バスのターミナルは帰省の兵士が多くものすごい混雑で、とても大きな手荷物をもって2人だけで予定の便に乗れる状況にはありませんでした。ホストの助けで正しいバスに乗り込むことができました。平常時であれば大丈夫と思います。鉄道はより分かりやすく快適でした。ハイファからテルアビブまでどちらを勧めるか尋ねましたが、鉄道を勧められました。
  5. 人情
    • 出会ったひとは皆親切でした。街角でうろうろしていると誰かが声を掛けてくれました。自分が判らないと、わざわざ他の人に聞いてくれたこともありました。商人も含め交渉はしますが騙そうとしているという印象をもったことはありませんでした。タクシーの値段が日によって異なるのが不満でしたが、「今日は祝日だから。」「深夜だから。」といった理由があるのではないかと推測します。もうすぐ公共交通機関が止まるという大晦日(?)の午後「昨日荷物をもってここから乗ったけどもっと安かった。」と言って交渉しましたが、2,3度のやり取りの後"This is Israel!"と言われ思わず笑い出してしまいました。言った本人も笑い出し結局中値で落着しました。
  6. 結論
    • イスラエルは文字通り異国で興味深い国、というのが結論です。ただし、数日前もエルサレムではバス停近くの検問所で女性による自爆テロがあり警官2名が死亡しました。従って危険と隣合わせと言うことも事実です。

-大分市 男性(2004/9/2-2004/9/25)