アラブ首長国連邦とは

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ドバイ・ワールドセンタービルより ドバイの運河アラブ首長国連邦(U.A.E.)はご存じですか?世界地図の上でその場所を指し示すことが出来る方は少ないのではないでしょうか。でも、日本にとって最大の石油輸入相手国であると言えば、きっと親しみを持ってもらえると思います。この国はその名前の通り7つの首長国からなっており、首都はアブダビに置かれています。一方、自由港として栄えるドバイは高層建築が建ち並び、ヨーロッパの主要都市以上ににぎやかです。中央を流れる運河を挟んで栄えた街です。黒いブルカで顔を覆い、アッバを着た女性や白いグツラを頭からかぶった男性が行き交う古いスーク(市場)があるかと思うと、ガラス張りの立派な高層ビルの谷間に紛れ込んでしまう不思議な街です。放し飼いのラクダ

 さて、私はそのドバイからタクシーで1時間あまり走ったところにあるラス・アル・ハイマー(R.A.K)で、野菜栽培に関するプロジェクトに参加しています。RAKは農業地帯ですので、非常にのんびりとしたところです。道路事情はよく、幹線道路の照明は日本以上で、夜間でも運転はやりやすいのですが、ラクダや牛、山羊などがノコノコと道路に出てくるのでヒヤッとさせられます。ここでは伝統を重んじる立場から家畜の放し飼いが許可されているのです。左の写真をご覧下さい。ヒトコブラクダたちはアカシアの葉を食べていますが、バックのフェンスはラクダが中へ入らないようにするためなのです。つまり、彼らは悠々と自由に歩き回っているわけです。ラクダレースの子供たちラクダレースの練習

 ラクダはレースにも使われます。残念ながらレースそのものを見ることは出来ませんでしたが、レース場での練習は見ました。まだ年端もいかない少年がレースに出場するのだそうで、これって、児童福祉法に違反しないのでしょうか?レース場の近くでは家族ぐるみでラクダを飼っている風景を見ることが出来ます。ラクダを飼う子供ここでもラクダの面倒を子供たちが見ています。遊牧の民、ベドウィンの最も重要な家畜としてのラクダの存在は非常に重要なものです。ですから、子供のうちから関わりを持つのでしょうが、何となく違和感を覚える光景でした。

RAKは港町でもあります。ラス・アル・ハイマーの魚市場ラス・アル・ハイマーの港ペルシャ湾を通る商船が立ち寄ることで栄えたようです。今は漁港です。ペルシャ湾で捕れる魚は、かなり大きいです。海水温度が高いので、育つのも早いのでしょうか?この市場へ買い物に来るのは何故かほとんど男ばかりで、彼らが品定めして、大きくぶつ切りにした切り身を買っていきます。のんびりとした港町の風景が広がっています。

イスラムの国では日曜日に相当するのは金曜日です。ですから、木曜日の夜は皆、夜更かしをして遊びます。家へ呼んでもらって食事をするのも木曜日の夜が多いです。農場を持っている人の家では、屋外でアラブ風の焼き肉を焼いて、ビリヤーニ(アラブ風炊き込みご飯)などと一緒に食べます。カバブを焼く手づかみで食事を楽しむこの場に出てくるのは子供も含めて男ばかり。彼らはなかなか手際よく料理を作ります。羊のミンチ肉を串に巻き付けて焼いたケバブの他に、鶏肉、ヨーグルトにつけ込んで味を付けた羊肉などが焼き肉の材料です。もちろん豚肉は一切食べません。絨毯を敷いて座り込み、右手だけを使って、手づかみで食べます。まねをしてみるのですが、パラパラのライスは固まりにくく、座った周囲はご飯粒だらけ、と言う情けない状態になってしまいます。いずれも非常に美味しいのですが、イスラムの国ですからアルコールは御法度。日本人スタッフと、これでビールがあったらなぁ、と嘆きつつ食べています。ちなみに彼らはコカコーラやスプライトを飲みながら食べています。さすがに甘ったるいものと一緒に食べる気にはなれず、ミネラルウォーターをお願いすることにしています。 水たばこ食事が済むと、水たばこをくゆらせながらのおしゃべりやトランプゲームが始まります。この情景は、まさに「アラビアンナイト」の世界です。ベリーダンス屋敷の中、家族の集まりなら、ベリーダンスを踊り出す女性も現れるのでしょうが、残念ながら外国人が見られるのはホテル等でのショーだけです。しかも、イスラムの女性は他の男性に顔を見せることは御法度なので、この写真のダンサーはブラジル人だそうです。でも、腰を微妙に振りながら踊るなかなか刺激的なダンスです。

さて、結構田舎の風情を残すRAKですが、昨年(2001年)には、大きなスーパーが出来ました。日本にも進出して話題になったフランス資本のカルフールです。ドバイには巨大なショッピングモール、シティー・センターを作っていますが、UAEでは5つ目の店舗として開店しました。スーパーマーケット − カルフールカルフール − お客さんです断熱ガラスをふんだんに使った近代的な建物は、砂漠の中の風景としてはちょっと違和感があるようにも思えます。広い店内には、食料品などのスーパー以外に専門店が多数入っており、ブラブラするだけでも楽しめます。グツラに白いディシュダシュをまとった男性がショッピングカートを押している、という姿がなければとてもアラブにいるとは思えないような場所です。

 

UAEは今、観光客の誘致に力を入れており、短期間ならビザ無しで渡航できます。何よりも、大変親日的だというのがうれしいです。西欧諸国とはちょっと違った雰囲気を味わいたいと言う方には是非お勧めしたい国だと思います。